増子敦貴インタビュー② 10月スタートのテレ東系ドラマでは人気俳優役「キラキラした感じを出して行けたらいいな」

ポーズを決める増子敦貴(撮影・大城 有生希)

舞台「千と千尋の神隠し」でハク役を演じ話題となった俳優の増子敦貴が、トピクルインタビューに応じました!全3回掲載の第2回は舞台で培ってきた俳優としての思い、そして10月にスタートするテレビ東京系の出演ドラマ「Qrosの女 スクープという名の狂気」(10月7日スタート、月曜後11・06)について語ってもらいました。

――俳優としての基本は舞台?

「基礎は舞台を踏んで学んできました。特に稽古ですかね?僕はキャストさんや演出家さんに恵まれてて、みんなで作品を作り上げて、本番で緊張しながらも100%で演じて、日々少しずつ成長していって…完成された時に散ってしまうような舞台の美しさというものを教えていただいた。今では映像作品も出演させていただけてますが、舞台と映像では違った良さがあってステキ。でも、今の僕は舞台での経験があってこそ。出させていただけた作品は魂と魂のぶつかり合い、みたいな内容が多かったので、特にそう感じています」

インタビューに答える増子敦貴(撮影・大城 有生希)

――特に印象的な作品はありますか?

「つかこうへいさんの『熱海殺人事件』です!犯人の大山金太郎役で出演しました。あのセリフの多さ、毎日追い込まれていて大変でしたね(笑い)。その時、ダブルキャストで一緒だった、現在INIの(尾崎)匠海とはお互いに初舞台で…長ぜりふなのにまくしたてるような早口だったりして、2人で猛練習して頑張りました!共演は味方良介さんやNON STYLEの石田明さんで、『困ったら叫べ!分からないなりに大声だしな!』みたいなアドバイスをもらってました。そういう、つかさんの情熱や遺伝子が強く残るカンパニーにいたので、それが僕の中に根付いたんだと思います。あと、この作品をやることが出来たのなら他の所でも大丈夫、やっていける!っていう感覚はあります」

――役柄としてはどんな役だった?

「幼なじみの女の子が好きすぎて殺してしまう田舎者でした。僕自身、福島県の出身でなまりもあって、芋っぽさもあった。あの時にしか出せない雰囲気が役には合っていたのかなって思います。当時18歳くらいで、みんなが目指している作品に出られたのは本当に良かったです」

――「熱海…」では芋っぽさ、ハク役では洗練された雰囲気で、今の増子さんの雰囲気が生かされていると思いました。10月からはテレ東系ドラマ「Qrosの女 スクープという名の狂気」に出演しますが、そちらではどうでしょうか?

「今回、実は…人気俳優役です!どう作品に関わってくるのかは詳しくは言えないんですけど、人気俳優ということでキラキラした感じを出して行けたらいいなって思います」

ポーズを決める増子敦貴(撮影・大城 有生希)

――話題のCMに登場した謎の美女の正体を巡り、芸能界や週刊誌、さらには一般人も巻き込むゴシップエンターテインメントと聞いています。増子さんは謎の美女と共演した俳優役ですが、アピールをお願いします。

「脚本も凄く凝っていて、今の日本社会、芸能界、SNSとか凄く攻めた内容になっている。今のこの時代だからこそ生まれた作品かなって感じます。作品には、ファンの方もあまり知らないような裏事情とかも描かれてるので、どうやって物語が転んでいくのかワクワクしながら見てほしいです」

◇増子 敦貴(ましこ・あつき)2000年(平12)1月5日生まれ、福島県出身。16年にエイベックス主催「Boys Award Audition 2016」でファイナリストとなり芸能界デビュー。俳優としては18~20年にミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン、21年にテレビ朝日「機界戦隊ゼンカイジャー」など話題作に出演。主演を務めたMBSドラマ「体感予報」(23年)ではアジア各国からも人気を集めた。男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」所属。特技はサッカー。好きな食べ物はラーメンで、自身を例えるなら「煮干しラーメン」。血液型B。

増子敦貴【インタビュー①】はこちら

増子敦貴【インタビュー③】はこちら

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