LUNA SEA・SUGIZO、市川團十郎の人物評は「歌舞伎俳優とロッカーはやんちゃなところが似ている」
ロックバンド「LUNA SEA」のギタリスト、SUGIZOがスポニチの取材に応じ、市川團十郎の主演舞台「SEIMEI」で手掛けた楽曲制作を公演前に振り返った。

舞台「SEIMEI」の楽曲制作を務めたSUGIZO
幼少期にバイオリンの英才教育を受け、クラシックをベースに、ロックやテクノなど興味の幅を拡大。1997年のソロデビュー以降はルーツとなった音楽とジャズ、ボサノバ、エレクトロなどを融合し、独自の世界を追求してきた。「曲を作る時は民族楽器、和楽器などあらゆる音の成分が聴こえてくる」といい、今回の楽曲制作では歌舞伎ならではの尺八や笛など「僕の中に響いた楽器をそのまま音楽にできた」と振り返った。
書き下ろした新曲は2曲。「体調不良で39度の高熱があったのですが、その壮絶な時間の中で絞り出した音楽は、本能の塊」と手応え十分だ。持てる全てを注いだ楽曲は、美しさと妖しさが共存し、舞う團十郎の姿を浮かび上がらせた。約30曲を提供し「演者の皆さんの動きと合わさることで、素晴らしいマリアージュを楽しんでいただけると思う」と胸を張った。

舞台「SEIMEI」のポスター
團十郎が平安期の陰陽師(おんみょうじ)・安倍晴明を演じ、関西ジュニアの嶋崎斗亜が朱雀役で出演。SUGIZOは、平安時代に生きていたら「陰陽師になりたかった」といい「呪術は扱えないけれど、僕はミュージシャンとして、この世とあの世のエネルギーをつなぐこと、令和の今、シャーマンとして存在することが僕の使命と思っている」と熱く語った。
「歌舞伎俳優とロッカーはやんちゃなところが似ている」と、團十郎との共演にも興味津々。「エネルギーに満ちあふれている舞台で共演できたら」とラブコールを送った。
同舞台は2月19日から24日まで大阪・オリックス劇場、3月1日から23日まで東京・新宿のTHEATER MILANO―Zaで上演された。
この記事のフォト(2枚)
関連記事
-
- 記事
-
2025年09月27日 20時41分
LUNA SEAドラマー・真矢「必ず復活するんで待っていてください」「この通り元気です」 脳腫瘍公表後、初の公の場で怪気炎
-
- 記事
-
2025年09月27日 20時40分
闘病中のLUNA SEAドラマー・真矢、自身の“ルーツ”と謳う地元の祭りに車椅子姿で参加「無理言って…後世に残したい」
-
- 記事
-
2025年09月26日 18時00分
LUNA SEAの2曲、小田急線秦野駅の列車接近メロディーに採用決定!「ROSIER」「I for You」が11月末頃から使用開始
-
- 記事
-
2025年09月25日 16時40分
「LUNA SEA」ギタリスト・INORAN「新しい冒険へ自信に」07年リリースのアルバムリメーク
-
- 記事
-
2025年08月13日 05時30分
LUNA SEAのベーシスト・J「いつでも誇れるような自分でいたい」 55歳誕生日に自伝出版、半生振り返る
-
- 記事
-
2025年07月03日 18時07分
Tourbillon デビュー20周年を記念したツアーを東名阪で展開!満員のフロアからは大きな拍手