嵐 ファンクラブサイトに3分19秒の動画を投稿!5人で姿見せるのは1587日ぶり…決断に至った経緯を説明

嵐が6日、来年5月をもって解散することを公式ファンクラブサイトで電撃発表した。来春にコンサートツアーを開催し、ファンに直接感謝の思いを伝える。2020年末に活動を休止。1年半ほど前から5人で活動再開を模索したが、終結後に活動終了という道を選んだ。大型連休最終日、国民的アイドルグループの決断に、日本中に驚きが広がった。

解散を発表した嵐の(左から)二宮和也、櫻井翔、相葉雅紀、松本潤、大野智

メンバーは5人そろってファンクラブサイトに3分19秒の動画を投稿。5人での姿を見せるのは、1587日ぶりとなった。メンバーはそれぞれの言葉にうなずいたり、時折笑顔を見せるなど、終始穏やかな雰囲気だった。櫻井翔は「もう一度嵐として活動すること」に向けて5人で話し合いを行ってきたと説明。その上で「私たちを取り巻く環境は変化し、それぞれの環境も以前とは形を変える中で、なかなかその答えにたどり着くことは簡単ではありませんでした」と明かした。

続けてリーダーの大野智は「コロナによってかなえられなかった、ファンの皆さんに“直接感謝を伝える”“直接パフォーマンスを見てもらう”ということをもって、5人での活動を終了するということでした」と大きな決断に至った経緯を説明した。グループは来年春頃にツアーを実施し、5月いっぱいで活動を終了。ファンクラブも同時に活動を終える。

嵐は20年末で無期限で活動を休止。昨年4月に「株式会社嵐」の設立を発表し、11月3日にデビュー25周年の節目を迎えた。コンサートを行うとすれば今年とみられていたが、なぜ来春となったのか。

バラエティー番組や舞台、映画など幅広い分野でメンバーが活躍する中で、テレビ局関係者は「今年のスケジュールが早々に埋まっていた。4年以上ぶりにコンサートをやる上で体力なども向上させないといけないので、ある程度の準備期間が必要だった」と指摘。さらに事務所関係者によると、年内でSMILE―UP.社の性加害問題の補償が落ち着くタイミングでもあり「華々しくグループを締めくくるにあたっての環境が整ったのではないか」と話した。

今回の発表で注目を集めたのが「活動終了」という言葉。あえて「解散」という言葉は使わなかった。テレビ局関係者は「全員で25周年を全うしたという自負、今後も嵐の曲などをファンたちが楽しむという形で“嵐は残っていく”という思いを込めたのではないか」と推し量った。

活動休止前は無観客ライブだったが、今度はファンと直接会ってお別れする。デビューから27年、メンバーが誰ひとり欠けることなく、国民から愛された嵐が幕を閉じることとなった。

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