日本テレビ「鉄腕DASH」が存続危機、TOKIOメンバー抜きでの継続の是非は?

元TOKIOの国分太一をめぐるコンプライアンス違反騒動が収まらない中、松岡昌宏がメディアを通じて日本テレビの対応を公然と批判した。日テレが松岡と城島茂に対して謝罪したが、今後の展開次第では長寿番組「ザ!鉄腕!DASH!!」が存続危機を迎えそうだ。

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松岡の日テレ批判について、元放送作家の長谷川良品氏は「前代未聞」であると指摘。単なる番組への不満ではなく「番組降板というより差し違える覚悟さえ感じました」と、その並々ならぬ決意が読み取れるという。

テレビ局関係者も「日テレを公の場で批判した時点で、松岡さんはすべて覚悟の上だろう。彼はこのまま番組出演を続けることより、長年の戦友である国分さんを守ることを選んだのだろう」と語っている。日テレ側は謝罪コメントを出したものの、一度局側を真っ向から批判した松岡が、何事もなかったかのように番組に戻るのは現実的ではないとの見方が強まっている。

焦点となるのは、もし松岡が抜けた場合、後輩タレントたちだけで番組が継続できるのかという点だ。日テレ側は「終了はない」と強気の姿勢を崩していない。しかし、番組の未来図は極めて不透明だ。

元放送作家の鈴木おさむ氏は10日に配信された「日刊SPA!」の手記で、城島と松岡が卒業し後輩だけで番組を続けることについて「僕は違うのではないかと思う」と疑問を呈した。また、SNSなどでも「TOKIOなしでは成立しない」と懐疑的な意見が根強い。

番組の根幹を支えてきたメンバーが不在の中での継続は「劇薬ともなりかねない」との指摘もある。安易な延命策は番組のイメージを損ないかねない。

日テレが忘れてはならないのは、この番組が30年にもわたる長寿番組として存続し得た最大の理由、それはTOKIOという存在そのものであるという揺るがぬ事実だ。だからこそ、求められるのは番組の継続ありきではなく、番組の歴史を築き、そのイメージを体現してきたメンバーの意思を尊重することだ。番組の継続は、メンバーの納得と決断次第で決めるべきだろう。(トピクル取材班)

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