THE SUPER FRUIT インディーズラストとなるライブハウスツアー打ち上げ メジャーデビューにファンも祝福

インディーズ最後のライブを開いたTHE SUPER FRUIT

アイドルグループ「THE SUPER FRUIT」が1日、都内でインディーズラストとなるライブハウスツアー「ROCK! ROCK! FRUIT!」を打ち上げた。

ロックがテーマで、開演前からギター音が響くSEで、観客を圧倒。真っ黒な衣装に身を包んだ7人は、勢いある「馬鹿ばっか」、カバー曲「学園天国」で冒頭から一気にヒートアップした。

熱を帯びた会場に続けて投下したのは、個人のスキルが光るダンスセクション。小田惟真を筆頭に、田倉暉久がソロダンス、星野晴海と松本勇輝はペアダンスとリレーで見せ、会場を釘付けにした。

インディーズ最後のライブを開いたTHE SUPER FRUIT

堀内結流、鈴木志音、阿部隼大のアグレッシブなダンスの後は7色に輝く照明の中で「DanDanDaDance」を熱唱。客席ではアップテンポな楽曲に合わせ、ピーチ、レモンなどメンバーカラーのサイリウムが揺れた。

最初のMCでは田倉の「ロックな自己紹介をして」の呼びかけに阿部がデスボイスを交えてあいさつ。愛らしさを封印したパフォーマンスでわかせた。

今年1月には初舞台に挑戦するなど、幅広い活動を展開してきた7人。続く「叫べない僕らの」では、ワイングラスを手に乾杯をするなど、曲中に演劇を交えた表現で豊かな才能を見せた。

横一列に並び、スタンドマイクで歌った「青い果実」は、大人っぽい曲のアレンジに合わせ、7人のシルエットを照明で浮かび上がらせるなど、凝った演出でフルファミ(ファンの愛称)を驚かせた。

鈴木が「ここからはクラップで盛り上げていきましょう!」と誘った「パノラマ」では、ステージから客席通路に降りるサプライズも。飛び上がって喜ぶ子供らとハイタッチするなど、同じ時間を楽しんだ。

中盤には星野の鍵盤、鈴木のパーカッションの生演奏に合わせ、松本がソロで「Juicy Smile」を歌う時間も。美しいファルセットでファンを包み込んだ。

田倉が真っ赤なベースをうならせ、小田がドラムを刻んだ「Someday」では、2人で伸びやかに歌唱。阿部のタップダンスに合わせて、軽やかに舞った堀内はダンスセッションで共演。息がぴったり合ったパフォーマンスを見せた。

会場を阿部が率いる「ココア組」、鈴木がまとめる「コーヒー組」に分け、声を出した「どーぱみんみん あどれなりんりん」では、ミラーボールが輝く中、会場とひとつになった。

メンバー全員の名前をコールする「君はリアコ製造機」では、メジャーデビューが決まった7人を、ファンが大歓声で祝福。大海原に向かう、その背を声で後押しした。

インディーズ最後のライブを開いたTHE SUPER FRUIT

アンコールでは、9月2日にリリースするメジャーデビュー曲「まにまに」を初披露。同じ歌詞を繰り返す中毒性がある楽曲で、オリコン週間ランキング1位を目標に掲げた。田倉は「マジ卍みたいに、日常生活でも“まにまに”って使って、流行らせて」と呼びかけた。

2時間20分ほどで、全21曲を届けた7人。阿部は「これから皆さんと、まにまにできるのが楽しみ」。堀内は「皆さんのおかげ、本当にありがとうございました」。星野は「皆の声がたくさん聞けて楽しかった」。小田は「今日は本当に楽しかった」。田倉は「皆さんと一緒に楽しむことができました」。松本は「ロックな皆も大好き」。鈴木は11月23日に千葉・幕張メッセ(展示ホール8)で行う「THE SUPER FRUIT WORLD 2025 in 幕張メッセ」を見据え「幕張に繋がる大きな一歩になった」と手応えをかみしめた。

メジャーデビューを前に、6月29日のラゾーナ川崎から、全国でリリースイベントを展開。星野は「この夏もよろしくね!」と笑顔を見せていた。

インディーズラストライブで、新しいアーティスト写真を公開したTHE SUPER FRUIT

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