【THE SUPER FRUIT公演後インタビュー②】星野晴海「背負うものが増える」と2026年に向け覚悟

THE SUPER FRUITが23日、千葉・幕張メッセの展示ホール8でグループ史上最大規模のライブ「THE SUPER FRUIT WORLD 2025 in 幕張メッセ」を大成功させた。終演後、7人がインタビューに応じ、星野晴海は「2026年はアーティストとしてもっと大きくなれるように、覚悟を持って活動したい」と前を向いた。(西村 綾乃)

自身最大規模のライブを終え充実した笑顔を見せたTHE SUPER FRUIT

――星野さんはいかがでしたか。

星野「はるは、普段はあんまり緊張しないタイプなんですけど、今回はめちゃくちゃ緊張しました。今日のために21日からスタッフさんがステージをトントン(お城のような舞台セットを設営)したり、イスを並べたりしてくれて、出来上がった会場を見たスタッフの方が泣いていたと教えてもらったんです。ペンライトとかを振って声援を送ってくれるフルファミのサポートはもちろんですが、陰の声援もあると知ったので、見える声援も見えない声援も全部背負って頑張らなくちゃと今日を迎えたので、大きな力になりました。大きくなっていくって、背負うものが増えることなんだなって責任感も生まれました。はるたちの4年間の活動の成長も感じられました。来年の12月にもまたスパフルワールドがあるので、もっといっぱいの人たちを背負っていける、かっこいい背中になれたらいいなって今日すごい思いました」

――松本さんは。

松本勇輝「今回特に意識していたのは、昨年伝え切れなかった音楽でみんなを感動させたいなっていうことでした。リハーサルでは歌い方に苦戦もしたのですが、今日は広い会場だったんですけど、フルファミのみんなと目が合うと、ここに一人一人いるんだと感じられたので、1フレーズ1フレーズを一人一人に伝えるっていう気持ちをやっぱ大切にしたいなってすごい思ったライブでした」

――特に大変だった曲はありましたか。

松本「『Seven Fruits』です。結成時から歌っている僕たちの始まりの曲で、僕たちを体現している曲。気持ちを届けることができたかなと思えたので、自分的にはめちゃめちゃ幸せでした」

――阿部さんは。

小田「23歳の今の気持ちは?(笑)」

阿部隼大「はいはい。“22”歳だけど(笑)。そうですね。今日という1日を僕たちと過ごすと選んでくれた方の期待をはるかに超えるようなライブをしなきゃと思っていました。リハーサルを重ねていく中で、7人でステージに立てている時間がすごい楽しくて、自分の生きがいだなと思ったので、その等身大の気持ちを今日フルファミに届けられていればうれしいなと思います。自分は言葉にして気持ちを出すのが苦手という意識があるんですけど、その分、歌やダンス、表情にのせて、一人一人全員に届けられたかなと思うので、今日の思い出を振り返って、自分の学校や、お仕事、家事や育児とか、みんなが頑張っていることに向かうエネルギーに変換して、頑張ってもらえたらすごいうれしいなって思います」

ライブの開演前に撮影に応じたTHE SUPER FRUIT

――堀内さんは。

堀内結流「昨年のTDCと比べると、今回は準備する期間がすごい長かったので、みんな心配なく不安なくいけたっていうのもあるし、惟真が言っていたようにみんなで話し合う時間もすごく増えて、お互いの気持ちを確認し合えたので、前回と比べて進歩した感じが、僕の中ではすごいあります。あと自分がそのステージに立って思ったのは、ファンサがしきれないということ。もう何しても全然まだ足りないって思っちゃうぐらい人がいっぱいいたなって感じました。メロンカラーの人がたくさんいて、自分たちも大きくなったんだなってすごい思いましたし、すごい楽しかった。これがどんどん大きくなっていくと思うと、自分の実力をもっと上げて、みんなに欠かさずファンサできたらいいなと思うし、来年12月のスパフルワールドでも、また一段と進化した姿を見せれたらなと思いました」

――鈴木さんは。今日はメインも張るし、盛り上げ役に徹する場面もあって大活躍でした。

鈴木志音「楽しかったです。めっちゃ楽しくて、時間がもうめちゃくちゃあっという間でした。リハーサルの時からスタッフさん、メンバーにめちゃくちゃ助けてもらって、めちゃくちゃ感謝し直したなっていうライブでした。来年のスパフルワールドも発表されたので、必ず成功させて、7人でまた同じスパワールドに立ちたいと思いました」

――今日のライブでは1曲目に新曲「Welcome to Our World」の初披露がありました。

阿部「はい。今までのスパフルにはない難しい曲で、これまであまり使ってこなかった英語の歌詞もたくさんあります。1曲目に新曲を披露したって、結構大胆なセットリストだと思うんですけど、そのサプライズも含めて配信で聴いた時に、今日のライブの熱をみなさんが思い返してくれたらうれしいなと思っています。来年のスパフルワールドにもつながる曲なので、大事にしていきたいです」

――来年5月4日のアマノ芸術創造センター名古屋(愛知)からホールを中心とした全5カ所を巡るツアー「ONE FLOWER HALL TOUR2026」の開催を発表しました。

小田「今日のスパフルワールドに向けて気持ちを1つにしていたんですけど、来年のツアーでは、さらに僕たちのグループ力をもっと上げた状態で頑張りと思っています。そのためには思っていることを、全部さらけ出して7人で7色が入っている1つの花を作れるように頑張っていきたいです」

――2026年10月には結成5周年も控えています。12月12日には「THE SUPER FRUIT WORLD 2026」(場所未定)を開くことも決まりました。

星野「はるたちの中では、2026年をどんな風に過ごしていきたいか、アイデア出しはもう始まっています。1年の流れはまだ分かっていませんが、年内か年明け1月にはフルファミに伝えられることもあると思います。これまではるたちは、個性を尊重するとか、多様性とかを歌ってきたと思うんですけど、それを踏まえてそれを一つにしていくことを求められる年になるのかなぁってすごい思います。その一つが“ONE FLOWER”と名付けられたツアーだと思っています。それぞれの花びらの色は違っても良いけれど、それがちゃんと一つの花として存在すること。次のステップに進むためにすごく重要な課題だと思うので、2026年の学級のテーマにしても良いのかなみたいな」

6人「スパフルって学校だったのか!!(笑)」

THE SUPER FRUIT(左から)星野晴海、松本勇輝、鈴木志音

星野「そう(笑)。自分たちが主軸になって、来年どうしていきたいのか。どうなりたいかっていう。2026年はそれを体現したいです。メジャーデビューをしたので、プロとして覚悟を持ってアーティスト活動をしていくステップにしたいです。そのためには7人で意見をたくさん出し合って、たまにはぶつかって…。ポップな話し合いだけじゃないかもしれないけど、ポップじゃないことは決してネガティブなことではないから。いびつな花かもしれないけど、協力し合える素敵なグループになっていきたいです」

ドラマ出演などソロ活動にも力を入れている7人。田倉は12月10日から、東京・草月ホールで上演される舞台「BLACK10-2025-」に出演することが決まっている。個々の活動で経験を積み、グループの力がさらに大きくなることを期待したい。

この記事のフォト(3枚)

  • 自身最大規模のライブを終え充実した笑顔を見せたTHE SUPER FRUIT
  • ライブの開演前に撮影に応じたTHE SUPER FRUIT
  • THE SUPER FRUIT(左から)星野晴海、松本勇輝、鈴木志音

関連記事

お気に入り記事一覧

お気に入りがありません。

プレゼント