THE SUPER FRUIT、史上最大の幕張メッセ公演成功!小田惟真「生きていて良かった」と涙
THE SUPER FRUITが23日、千葉・幕張メッセ・展示ホール8でグループ史上最大規模のライブ「THE SUPER FRUIT WORLD 2025 in 幕張メッセ」を開いた。

グループ史上最大規模のライブを千葉・幕張で成功させたTHE SUPER FRUIT
阿部隼大を筆頭に爽やかなブルーの衣装に身を包んだメンバーが姿を見せると、大歓声が7人を包み込んだ。
冒頭はテーマパークのような「スパフルワールド」へと誘う新曲「Welcome to Our World」を初披露。疾走感ある楽曲に合わせて7色のサイリウムが客席で揺れていた。
歌詞にメンバー紹介を盛り込んだ「Fruity Fruity Shake!!」では、この日だけの特別なセリフを披露。星野晴海は「ちゃんとこっち見て!」、松本勇輝は「みんなのことがだーい好き!」と思い思いにアピールしていた。
最初のMCではライブの2日前に金髪にしたという小田惟真が「イメチェンしました!」とにっこり。「今日は俺から目を離すなよ!」の声に客席から悲鳴のような声が上がっていた。
曲間で決めぜりふがある「君はリアコ製造機」では、フルファミ(ファンの愛称)の「何言うの!」の声に合わせ、この日は田倉暉久が「愛しているよ。プリンセス」と右手をスッと差し出し観客を魅了。会場に終盤はシャボン玉が揺れるロマンティックな演出で楽しませていた。

THE SUPER FRUIT(前列左から)星野晴海、小田惟真、田倉暉久。(後列左から)阿部隼大、堀内結流、松本勇輝、鈴木志音
スパンコールが輝くブラックの衣装に着替えた「ちょいドンマイ」では、“土佐犬”の歌詞で松本が犬の鼻を付け「バウバウ」と歌えば、“赤ちゃん”の歌詞では堀内結流がおしゃぶりをくわえて「バブー!」とコミカルな姿を披露。“必殺技”の歌詞では、スティックを手にした7人のひとふりで炎が噴き出す仕掛けもあった。
大ヒット曲「チグハグ」ではそれぞれが7台のトロッコに乗り込み、会場の隅々にあいさつ。「サマー☆げっちゅー」では歌いながら、手にしたサイン入りのカラーボールを客席に投げ入れフルファミと交流していた。
アグレッシブなアレンジに変わった「サクラフレフレ」ではタオルを回して一体に。全力のキメ顔、全力の変顔でわかせた「どーぱみんみん あどれなりんりん」では、鈴木志音の「もっと声出して」の呼びかけに合わせ、フルファミも全力で声を出し思いを一つにしていた。
本編最後の「SUPAFURU WORLD」を歌う前には星野が「みんなと過ごした時間を胸に刻むためお願いがあります」とサイリウムを消し、スマートフォンのライトをつけてほしいとリクエスト。「ここにいる全ての人がファミリーです。ラスト1曲、みんなで一つになりましょう」と白い光の中で熱唱。阿部は「最高の景色をありがとうございます」。小田「この夜を越えても、また一緒に夢を見ましょう」、鈴木は「また一緒にスパフルワールドを過ごしましょう」と再会を誓った。
Tシャツに着替えたアンコールでは、ファンとハイタッチをした「ポップコーンフィーバー」で笑顔がはじけた。ポップな楽曲から一転、ステージに戻った「ボクらの夜明け」ではしっとりと歌を聴かせるなど、成長を感じさせた。
最後は松本が「僕たちの始まりの曲」と「Seven Fruits」を紹介。1人1人に届けるように歌に思いを乗せてパフォーマンスする姿に大きな拍手が送られていた。
全22曲を歌い終えると鈴木からファンにあいさつ。「スパフルワールドの開催発表から1年。昨日はあんまり眠れなかったけれど、みんなの笑顔を見たら幸せな気持ちになりました。また会いましょう。最高の景色でした。本当にありがとう」
松本は「素敵な1日にしてくれてありがとうございます。素敵なステージで踊ることができたましたし、また踊りたいと思いました。これからも頑張っていくのでまた来て下さい」
田倉は「昨年のTDC(東京ドームシティホール)で発表してから1年。スパフルは色んな形で進化していると思うので、ついてきて下さい」
小田は「TDCの時は悔しい気持ちでいっぱいでした。今日は全部出し切って最高です。この1年つらかったんですけど、幕張を成功で終われて生きていて良かったって心の底から思います。僕は皆さんが生きがい。この涙はうれし泣きです。最高でした」
星野は「スパフルワールドが毎年恒例になってうれしいです。みんなで幸せな空間を共有できてうれしい。悩んでいたこと、苦しかったことも、一瞬でどうでもよくなる。みんなのパワー、声が心に届いています。みんなが普段悩んでいること、つらい時とかに、目を閉じて『スパフルワールドがある』と思って支えになれるように、未熟ですが頑張っていきます」
堀内は「白い(スマホの)ライトを見た時、TDCの時もキレイだったけど、幕張も本当にキレイで宝物の時間がまた一つできました」
阿部は「スパフルの7人だけじゃ幕張に来ることはできなかった。日々活動してきて、最大限のパフォーマンスを届けられて最高でした」とそれぞれ感謝していた。

THE SUPER FRUIT(左から)阿部隼大、堀内結流、星野晴海、小田惟真、田倉暉久、松本勇輝、鈴木志音
今年は1月に7人全員で初挑戦した舞台「OH BABY!! PLEASE GO HOME!!」で活動をスタート。9月にシングル「まにまに」でメジャーデビューし、秋にはオール韓国ロケの日韓共作ドラマ「サムギョプサルですが」にメンバー全員で初出演するなど幅広く活躍してきた。
会場では、来年5月4日のアマノ芸術創造センター名古屋(愛知)からホールを中心とした全5カ所を巡るツアー「ONE FLOWER HALL TOUR2026」の開催決定を報告。来年12月12日には「THE SUPER FRUIT WORLD 2026」を開くことも決定。場所などの詳細は今後発表する。(西村 綾乃)
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