THE SUPER FRUIT 阿部隼大<インタビュー(1)>最初はバイオリン、歌やダンスに変わったきっかけはAAAさん

バイオリンを練習中
音楽会社「ユニバーサルミュージック」から今夏、メジャーデビューするTHE SUPER FRUIT(スパフル)。トピクルでは、7人の魅力をたっぷり伝えようと、毎月1人を取り上げ、4週に渡るインタビューを配信中。5月の星野晴海に続く2人目、6月は「しゅんしゅんしゅしゅしゅん!阿部隼大!」のあいさつでおなじみ、ココナツカラー担当・阿部隼大。その(1)です。

阿部隼大
――最初に音楽を好きになったきっかけは?
「音楽をよく聴く家で育って、小学校の低学年くらいからバイオリンを習い始めました。当時の僕のヒーローはバイオリニストの葉加瀬太郎さんと、バイオリンの先生。この2人がツートップで格好いいと思っていました。初めてステージに立ったのは5、6年生の時。地域のジュニア・オーケストラのクリスマス演奏会でした」
――歌やダンスを始める前に、バイオリンを習っていたんですね。
「はい。姉と母がLDHなどのJポップが好きだったので、僕も一緒に聴いていました。ある時、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(札幌市)にAAAさんが来るから『ライブに行かない?』と姉たちに誘われて行ったのが初めてのライブでした。10歳ぐらいの時です。後から、AAAさんの中でもトップ3に入るくらいのいいライブだったと教えてもらったんですけど、本当にすごいライブで衝撃を受けたことを覚えています」
――AAAのライブがきっかけになったんですね。
「はい。特に惹かれたのは西島隆弘さんです。西島さんは僕と同じ北海道出身で、17か18歳くらいの時に活動をスタートされていて、運命を感じました。声質や歌い方で人の心を動かす才能を持っている。自分を常に俯瞰(ふかん)して見る力もあって、すさまじい。飾らないところなど、影響を受けています。いつか会うことができたら『朝、起きたら何をするのか』聞いてみたい。3時間くらいお話ししたいです」

LDHのスクールに通っていた頃
――歌とダンスを始めたのはいつ頃?
「6年生の時です。LDHが開いている『EXPG (STUDIO SAPPORO)』っていうスクールに通い始めました。小さい子から小学生までと、中学生以上の2クラスに分かれていて、最初はKIDSクラスに入り、ダンスは年に1回、歌は3カ月に1回、発表する機会がありました。ダンスと歌と共に、人として大切なあいさつなど社会人としての基本をここで教わりました」
――では、歌とダンスで生きていこう!と思ったのは?
「歌とダンスを習っていた時、バイオリンも続けていたんです。ほかにも水泳、空手もやっていました。姉がバレエをしていて、ステージで踊っている時と、普段とのギャップに憧れたので、ステージに魅力を感じていました。高校の文化祭では、友人を集めてBTSの真似をしたり。考えてみたらその時もリーダーをしていました。初めてオーディションを受けたのが高校2年生の時で、それはダメだったんです。でも、審査員の方に『君自体はとても良い』ってほめていただいて、そこで東京に行って本格的に学ぼうと意識が変わりました」

THE SUPER FRUIT
――審査員の方の言葉を信じて、道を決めたんですね。
「高校3年生で上京して、審査員の方が呼んでくれた芸能学校に通いました。上ばかり見て打ち込み過ぎて、扁桃腺が腫れたこともありました。衣装や歌を自分で決めて自分をプロデュースする実技テストも、最初は迷っていたけど、最終的に優秀と認めてもらえるようになっていきました。学校では歌とダンスのほかに、演技もあって。あとは表に出る人間としての思考や、受け答えの仕方も教わりました」
――上京した時は親類の方などがいたのでしょうか?
「全然。誰もいなくて、それで17歳で1人暮らしを始めたので、すぐにホームシックになりました。東京の厳しさを実感しましたが、『歌とダンスを選んだんだ!』って自分を励まして、ストイックでしたね。でも、歌とダンスが本当に好きだったから、つらくはなかったんです」
――イヤになったりしませんでしたか?
「頑張りすぎて疲れた時に、頼れる友達がいないのは寂しかったけど、そんな僕に寄り添ってくれたのも、やっぱり音楽でした。楽しい時は気分を上げてくれ、悲しい時は一休みさせてくれ、また頑張ろうと思わせてくれるものが音楽。食事と同じくらい僕には切り離せないもの。だから離れずに、悲しい、楽しい、うれしい、幸せーとか、そこから全部をもらっています」

星野晴海がTHE SUPER FRUITのロゴをもとに、昨年11月にTDCで販売した特別新聞用に描いた”スパニチ”のロゴ
◇THE SUPER FRUIT(ザ・スーパー・フルーツ) 小田惟真、田倉暉久、星野晴海、堀内結流、松本勇輝、鈴木志音、阿部隼大の7人組。2021年10月1日から12月31日までのプレ始動期間を経て、22年8月31日に「チグハグ」でデビュー。楽曲はTikTok流行語大賞を受賞するなど大ヒットした。
◇阿部隼大(あべ・しゅんた)2003年(平15)2月9日生まれ、北海道出身。趣味はラーメン屋めぐり、イラスト模写、パン屋さんでパンを選ぶこと。メンバーカラーはココナッツ。
【THE SUPER FRUIT 阿部隼大<インタビュー(2)>】はこちら
【THE SUPER FRUIT 阿部隼大<インタビュー(3)>】はこちら
【THE SUPER FRUIT 阿部隼大<インタビュー(4)>】はこちら
【THE SUPER FRUIT 阿部隼大<インタビュー(5)>】はこちら
【THE SUPER FRUIT 阿部隼大<インタビュー(6)>】はこちら
<関連キーワードで検索>
この記事のフォト(5枚)
関連記事
-
- 記事
-
2025年07月17日 20時01分NEW
THE SUPER FRUIT松本勇輝<インタビュー(6)>母親と小籠包を食べ歩き中に「お汁がブシャーッと!」
-
- 記事
-
2025年07月17日 20時00分NEW
THE SUPER FRUIT松本勇輝<インタビュー(5)>ライブで注目して!「テンション高いときはウインク3回」
-
- 記事
-
2025年07月14日 18時00分
つばさ男子を大シャッフル!最年長、画力、主人公気質、可愛さ、バド&サッカー好きで“新結成”された5組とは… <つば男FES>
-
- 記事
-
2025年07月09日 20時01分
THE SUPER FRUIT 松本勇輝<インタビュー(4)>憧れている人明かす「どんなに辛い時も心を休めてくれる存在」
-
- 記事
-
2025年07月09日 20時00分
THE SUPER FRUIT 松本勇輝<インタビュー(3)>オーディションでは「“終わった”と思いました」
-
- 記事
-
2025年07月04日 20時57分
THE SUPER FRUIT 「スパフルにぴったりな曲作れた」ヒャダイン提供のメジャーデビュー曲「まにまに」リリイベで全国を展開中!