【ONSENSEインタビュー④】イデアツキ、挫折を原動力に静かな覚悟!第一希望のオーディション落選乗り越え

今年8月に鮮烈なデビューを飾り、快進撃を続ける6人組「ONSENSE」。メンバー6人へのインタビュー連載の4回目は、落ち着いたたたずまいが印象的なイデアツキ。かつて別のオーディションに全力を注ぎながら敗れた経験を持つ。それでも彼の言葉には悲壮感よりも慎重な覚悟が宿る。(トピクル取材班)

ポーズをとるONSENSEのイデアツキ(撮影・藤山 由理)

「第一希望だったオーディションに落ちて悔しかった。でもその悔しさがあって、改めてこのオーディションを受けさせてもらった。成り上がりというより、悔しい思いを原動力にしていこうという思いでした」と静かに打ち明ける。その経験が、今の活動に向き合う姿勢を強くしている。

ポーズをとるONSENSEの(左から)イデアツキ、ウサタクマ、ヨシアキ(撮影・藤山 由理)

音楽に対する考えもまた冷静だ。流行にとらわれず、ONSENSEの曲には「アットホーム感」やどこか懐かしい感覚を大切にしたいという。「たまにはこっちに聴きに来てもいいよ」と、聴く側に肩の力を抜かせる居場所を提示することが狙いだと語る。もちろん幅広い音楽性を否定するつもりはなく、むしろ最初は一定の印象で耳を引きつけ、今後はジャンルを増やしていきたいという戦略的な視点もうかがえる。

将来的な展望としては、まずワンマンライブの開催を挙げ、そこからツアーへとつなげたい意向を示す。音楽以外の挑戦にも長期的な視点を持っており「冠番組がやれたら」と笑顔を見せる一方で「ボケ多めの番組がいい」と自分たちの素を見せる場への期待も口にした。だが、慌てずマイペースに「まだ長い目で見て」と冷静に計画を語る。

落ち着いていて、クールな印象のイデだが、内に秘めた志は確かだ。挫折を力に変え、居心地のいい音楽と場を届けようとする姿勢はONSENSEにとって大きな柱となるだろう。華やかさだけでなく、静かな強さを持つ彼の存在が、グループの色合いをより深くしていくに違いない。

ポーズをとるONSENSE(撮影・藤山 由理)

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