【ONSENSEインタビュー⑥】エノモトタクヤはムードメーカー、グループの強みは「個性のバラエティー」

大好評だった6人組「ONSENSE」のインタビュー連載のラストを飾るのはエノモトタクヤ。場を和ませる明るさと、どこか抜けたお茶目さでグループの潤滑油になっている、ムードメーカー的なメンバーだ。ただ、話を聞くほどにその存在はチームに不可欠なバランスをもたらしている。(トピクル取材班)

ポーズをとるONSENSEのエノモトタクヤ(撮影・藤山 由理)

合流当時のエピソードに笑いながら触れた。ヨシアキがチームに加わった際の食事会で、普段はプライベートをあまり語らないメンバーたちが打ち解け、互いの距離が一気に縮まったという。「その時に自分のプライベートな部分をさらけ出したりして、それが絆を深めるいい機会になった」と振り返る。

グループの強みについて問うと、エノモトは迷わず「個性のバラエティー」を挙げる。クラスに例えれば関わり合いが少ないタイプ同士が集まったような6人だが、それぞれの味があるからこそ「推す側が選び放題」という魅力が生まれると分析する。前に出たがるタイプばかりではなく、譲り合いの文化が自然に根付く――その緩さがONSENSEの空気感を作っていると語った。

ポーズをとるONSENSEの(上から)アカリ、タマムラユウ、エノモトタクヤ(撮影・藤山 由理)

目標は堅実かつ野心的だ。「本当に僕たちのペースで、ぬくぬくやっていければいい」と言いながらも、さいたまスーパーアリーナでの凱旋公演を熱望する。具体的に「2026年以内に実現したい」と宣言する場面には、いかにも彼らしいビックマウスぶりを感じる。

エノモトが示すのは、肩肘張らない「ゆるさ」と、そこから生まれる確かな結束力だ。表面的にはおどけて見えても、仲間を気遣い、ファンの声に一喜一憂し、目標に向かって仲間と歩みを合わせる姿は真摯そのもの。マイペースキャラの裏にある芯の強さが、ONSENSEという集団の多様性と魅力をより際立たせている。軽やかな笑いと真面目な野心が同居する彼らの今後に、期待は募るばかりだ。

ポーズをとるONSENSE(撮影・藤山 由理)

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