三代目 J SOUL BROTHERS 約2年ぶり6回目のドームツアーを愛知公演からスタート 4万5000人熱狂!
三代目 J SOUL BROTHERSが18日、約2年ぶり6回目のドームツアーを愛知・バンテリンドームナゴヤでスタートさせ、4万5000人の観客を熱狂させた。
個人活動が中心だった昨年から、今年はグループとしての再始動を宣言。2月から行われたアリーナツアーを経て「JSB LAND」と題して開催する今回のツアー。この「JSB LAND」こそが、メンバー7人とMATE(ファンの呼称)でたどり着いた約束の場所となる。
新曲「Awakening Light」の初披露で幕を開け、レーザーのような照明やファイヤーボールなどの演出も相まって会場の熱が一気に高まった。序盤は「J.S.B. DREAM」「J.S.B. LOVE」のJ.S.B.シリーズにはじまるアッパーチューンの連続で、総勢92人のサポートダンサーを交えた迫力あるパフォーマンスを披露。メンバーは積極的に客席をあおり、何度も「JSB」のコール&レスポンスが響きわたった。
中盤では山下健二郎がMCを務める「山フェス」のパートも。スーツ姿でフレディ・マーキュリーさながらのコール&レスポンスであおったり、「会場が盛り上がっているかの見回り」と称して今市隆二を後ろに乗せてフロアを電動自転車で走ったりして盛り上げた。山下以外のメンバーも「FIGHTERS」で小林直己がギターを奏で、自身が参加しているHONEST BOYZの「要!」ではNAOTOがオーディエンスをハンズアップさせ「Only One For Me」で岩田剛典が甘い歌声を届ける。それぞれの持ち味が発揮されるパートとなり、グループとしてだけでなく、個々でも活躍するグループの強みが発揮された。
「山フェス」の後は今市とØMIによる「Powder Snow~永遠に終わらない冬~」「東京」の歌唱、ダンサーなしで7人での「Best Friend’s Girl」「花火」と、バラード曲をメーンにしっとりした雰囲気で届けた。そこから、赤いライトが情熱的に会場を彩った「SCARLET」を機に、再びダンスナンバーで盛り上げた。7曲を盛り込んだメドレーでは「Angel」「DIAMOND SUNSET」と、ここでも今市とØMIのソロ曲を全員でパフォーマンスする一幕も見られた。
観客がパフォーマーとなってダンスに挑戦する「MATE CAM」のコーナーを挟み、アンコール突入。NAOTO、小林、ELLY、山下、岩田がそれぞれチームに分かれて力強いダンスパフォーマンスを繰り広げるステージを行った。
続けて「アンコール、アゲる準備はできてるか?」というØMIのあおりを合図に「24karats type JSB」「24karats STAY GOLD」「24karats TRIBE OF GOLD」という今回のために特別なアレンジが施された「24karatsメドレー」で畳みかけていった。サポートダンサーが大きなフラッグを振って盛り上げ、観客もペンライトを振ったり、コール&レスポンスで応戦したりと、会場内が凄まじい熱気に満ちていった。
静かなピアノ演奏が流れる中で、「楽しいな?」とMCで客席に笑いかけたØMI。続けて、このツアーについて「ファンの皆さんも参加型で、みんなと一緒に遊ぶっていうのがテーマでもある」「これからもいろんなエンターテインメントの仕掛けをしていこうと思っている」と思いを語った。
今市も「アリーナツアーで高めた熱をJSB LANDに持ってくることができた」と語り、ラストの曲として「Starting over~one world~」の曲名を告げると、客席から大きな歓声が上がった。同曲は15年の初のドームツアーを彩り、20年のコロナ禍にはファンの歌声を加えてリアレンジされた。センターステージの中央で今市とØMIが心のこもった歌声を響かせ、NAOTO、小林、ELLY、山下、岩田が客席に向かって大きく手を振り「皆さん、一緒に歌いましょう!」と呼びかけた。コロナ禍を越えてようやく曲が完成したという一体感に包まれた。
ツアーは今後、東京、福岡、大阪と続き、12月26日にはファンクラブ公演も控えている。
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