BOYS AND MEN 本田剛文(2)勢揃いほぼなしでも爆発的パワー発揮、メンバー各々が「別の場所で経験積んで輝いてきてるから」
BOYS AND MEN(ボイメン)は今年で結成15周年を迎える。メモリアルイヤーの目標を「和」と掲げるメンバーの本田剛文を「TOPICOOL」が単独取材!。3本立てのその(2)では、グループとしての2024年の振り返りや本田から見た各メンバーの長所などをお届けします。
――昨年3月に勇翔さんが卒業して5人体制となりました。変化は感じますか?
「多分、影響はあると思うんですよね。やっぱ、勇翔がいたからできるくだりや、歯車がかみ合って盛り上がるトークとかも多分あった。いない分はそれはもちろんないし、勇翔がいないから来なくなったお客さんもいらっしゃるだろうし、いろいろ影響はあります。でも、5人になってもボイメンというチームの基本コンセプト“俺たちはこうだよな、俺たちはこういうことをしていきたいよな”ってところにブレはないです。影響がなくはないんだと思いますが、志がブレてないという点においては違和感なく活動ができてるのかなって思います」
――根幹の部分は変わらずですね。
「そうですね。自分たちなりのカラー、プレースタイルみたいなものはやっぱり15周年になるので、だいぶ確立されてきているとは思います。そういう意味では、誰かが卒業したり、何かあった時にいちいちグラグラしないって部分が、年数重ねて、チームとして強くなったなという気はします」
――改めてグループとしては昨年はどんな1年でしたか?
「5人勢揃いって瞬間が少なかったです。集まっても4人とか3人みたいな。みんな忙しくし始めていました。なかなか会えないからこそ久々に会った時に爆発的にパワーが出ると思っているのですが、その1歩目を踏み出しつつあるなって感じがしました。1カ月会ってないメンバーとか結構ざらにいたんですよ。でも、みんながそれぞれ別の場所で別の経験を積んで輝いてきてるから、その話を聞いたりするのが面白いし、僕らも勉強になります。そういう意味でお互いに成長させ合えるような感じの年に今まで以上にさらになったかなって気がします」
――各メンバーの輝くポイントをお願いします。
「吉原(雅斗)は、めちゃくちゃ舞台出たし、今年もすでに決まってる分だけで、全部合わせると半年はいなさそうなんですよ。“家賃がもったいねえ”って言い出してます(笑い)」
――それだけ家にいないことになりますもんね。
「でも、本当に舞台役者として、これだけ仕事が続くってことは、間違いなく評価をされてるということなんだと思います。SNSとかで見てても“ボイメンの吉原さんの歌声の声量がすごすぎて、会場がぶっ壊れるかと思った”とか言われてるんですよ(笑い)。ミュージカル舞台の世界でも、しっかりかましてきてくれてるなっていうので、別のフィールドでも一味違うとこ見せてくれてるのがすごくうれしいです。舞台俳優として、ちょっと来てる感じがしますね」
――平松賢人さんはどうですか?
「平松は演歌、歌謡で頑張ってますが、“令和のトシちゃん”みたいになってきてるんですよ」
――どのあたりに感じます?
「お客さんの雰囲気が、平松がソロでやってる時だけ違うんですよ。お客さんもちゃんと“歌謡のスターを見に来ました”ってモードに切り替えるというか、ボイメンを見てる時と、平松のソロ見てる時でちょっと違うんです。平松もスターの風格を漂わせてるというか、踊りや歌を見てても、しぐさ1つとっても、スターの自信がついてるんです。自信があるっていうのが分かる。自信がみなぎってるから、自然と出る挙動一つ一つが、かっこいい感じになってきて、やっぱり恐る恐るでやってないのが、僕らから見てもいいねって感じがします」
――辻本達規さんはどうですか?
「辻本はもう本当に自分の好きなことをストレートに仕事にしてるなって感じます。最近は、特に好きな野球、キャンプ、サウナ。これが24年、結構レギュラー番組とかになってましたね。それを見てると、やっぱり好きなことに対する熱量、好きなことを語る時の温度感が人に刺さるんだなってことを改めて学ばせてもらっています。また、野球とかキャンプとか、家から出てやるアウトドアが似合うタイプなんですよ。もともと好きだ好きだとは言ってましたが、仕事になって歯車がかみ合ってきてるところで、どんどんニーズが増えるんじゃないかなって感じています」
――最後に田村侑久さんはどうですか?
「タムさんは地元でやってるレギュラー番組でも“社長と仲良くなろう”ってソロ企画があるんですよ(笑い)。やっぱり、ずばぬけた社交性みたいなものが、とうとう番組の企画になり始めたのがすごい面白いんですよね。そんなコーナーあるかよ?って思うんですけど、やってるんですよね」
――人なつっこさが強みですね。
「人の懐に飛び込むパワーみたいなのがもともとあるけど、それがとうとう世間にちょっとずつ、これからまたバレてくるのかなって思うと面白いですね。年上、目上の方の懐にグッと一気に距離詰めていくことは、人見知りの僕にはできないです。だから、本当にすごい強みだと思います。それが、これから世の中の皆さんに今以上に知られ始めたら、ちょっと面白い企画がさらに全国区とかでもできるんじゃないかなって思っています」
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