BOYS AND MEN 本田剛文(3)結成15周年の目標は「和」 その心は「やっぱり日本のカルチャーについてもっと造詣深い人間に」
BOYS AND MEN(ボイメン)は今年で結成15周年を迎える。メモリアルイヤーの目標を「和」と掲げるメンバーの本田剛文を「TOPICOOL」が単独取材!。3本立てのその(3)では、2025年の個人の目標「和」、そしてグループの目標をお届けします。
――今年の目標は「和」ですね。その心は?
「やっぱり日本のカルチャーについて、もっと造詣の深い人間になりたいですね。もともと僕はトークが好きで自分の核はしゃべり。だからこそ、僕は人一倍同じぐらいの知識量でも、分かりやすかったり、興味深く伝えられるんじゃないか。いや、そうじゃないとダメなんじゃないかって思っているんです。もっと勉強して、語り部になっていきたいという思いはあります」
――まさに日本の言葉ですね。
「あと、“和む”“平和の和”でもあります。グループも15周年で外の方との仕事もある中で、僕は常々“感じのいい人でありたい”が人生のコンセプトとしてあるんです。タレントとしてのコンセプトも“多くの人に愛される”。“本田くんが1番好き”って人が100人いるより、“4番目か5番目に本田くんが好き”って人が1000人いたいって思ってるんですよね。なんとなく憎めなくて、なんとなくいてくれるとほっとして、なんとなくいるとちょっとテレビでも見ちゃおうかな、って思ってもらえる感じになりたいなっていうのが自分の中ではあるんですね。あまりとがったタイプのタレントじゃないから、0か100って感じではなくて、皆さんの“和み”のタレントになりたい気持ちも込めての“和”ですね」
――「和」として日本舞踊、以前からやってる弓道以外に身につけたいことはありますか?
「何個かあるんですが、ずっと興味がある一つは居合です。刀使えて、弓使えてってなったらいつでも侍ができます。あと、馬にも乗れたらいいかなって。それはちょっとあります。あと、それ以外の日本カルチャーだと、最近面白いなって思ったのは工芸品の世界。僕もなんか大人になったのかなと思うんですけど、焼き物とか見てしばらく見てられるんですよね。すごい作りだな、なんて美しい絵付けなんだろうとか思って見ちゃうようになってきたんです」
――いろいろインプットしてる段階ですね。
「でも、知識ばっかりで頭でっかちにならずに、ろくろで焼き物を作りに行きたいな、ちょっと体験しに行きたいなって気持ちもすごくあります」
――インプットしたことを伝えるバラエティー番組などは目標にありますか?
「もう本当にそういうバラエティーなり何なり、もう何でも出たいです!僕もメンバーも、いただけるお仕事、チャンスはフルスイングするぞ!って思います。この“和”の勉強が生きる場面がどうかは分からないですが、いろんなインプットをすることが同じフルスイングでも強さを変えると考えます。だから、何でも出たいと言う中で“はい、どうぞ”ってなった時に、しっかりと戦える自分に常日頃からしていかなきゃいけないなというのは、自戒も込めて感じています」
――15周年となるグループの目標は?
「15年も続くグループは決して多くはないという中で、しかも僕らは名古屋という地域に根差したグループ。地域にホームグラウンドを置いて、全国に向けて打ち出している。僕らはあまり自分たちをアイドルとは言わないですけど、そういう地域色を持ってやってるグループの中では多分僕らが一番古いんですね。しかも男の子のグループとしてみると余計に古い」
――ご当地グループの先駆けと呼ばれてますね。
「以前、つんく♂さんに曲を作っていただいた時に“君らはやめない限り、一番先頭にいるグループだよ”って言われたんです。自分たちも“なるほど。やめない限りは俺たちが一番パイオニアであり古株なんだ”ってなりました。長くやってれば偉いわけじゃないんですけど、それだけの経験はさせていただいてるとは思います。そこの経験値があってこそできること、年齢もみんな30超えたので、15年経ったからこそできるボイメンの面白いことをやりたいなとは思います。若くて勢いで、“ほら、いけいけどんどん”って時期も良かったと思うんですが、みんなそれぞれの武器が研ぎ澄まされてきた頃なので、それぞれの得意が輝く1年にできるといいなと思います」
――具体的にやってみたいことはありますか?
「気合の入った曲とかもやっぱり新しいのは出したいと思うし、周年イベントもちろんやりつつね。でも、僕の思う理想の形もあるんです」
――どんな理想ですか?
「そういうのはもちろんやる中で、でも、メンバー同士が忙しくて会えてないねってなってた方がいいかなって思ってます。みんなそれぞれ自分のフィールドで十分に戦えるようになってきてるはずなので、個々の仕事で忙しくてバタバタしてて久々に会ったのが周年イベントっていう掛け算の面白さを出せるといいなと考えています」
――個々で活躍する中での集結しての周年イベントが目標ですね。
「毎日一緒にいて、“今日もやりましょう”もこれはこれでいいんですが、“久々に会ったな。それぞれ経験積んできたな。またちょっと俺たちそれぞれ一皮向けたぜ”で、バーンって打ち出せる強いチームになりたいなって思っています」
――メンバー全員が30代。年齢は意識はありますか?
「それはあると思います。年齢が重なってきてるからこそ、“若かりし頃の俺たちの良さを忘れないようにしよう”と“いいかげん大人のタレントとしての自分たちも同時に成長させていこう”の両輪両輪でいきたいですよね。このまま落ち着いていっちゃうと、ちょっと僕ららしくないと思うので。一生懸命バカやりながら、それでいて研ぎ澄ました1本のやりをちゃんと持っておこうというところはあると思います」
――最後にファンへメッセージを。
「僕も今、好きでやってることで少しずつ武器を増やしていこうとしていて、メンバーもそれぞれフィールドがいろんなところで戦っています。グループとしてもやってるという中で、それぞれで戦えるようになったからこそ、僕だけじゃなくてボイメンの誰かを見かける確率が今、上がってると思うんですね。今まではずっとグループで動いてるから、ボーイズグループが好きな人の目には触れるものの、そうじゃない人の目に触れなかった。でも、最近は僕だと舞踊を好きでよく見に来るお客さんの目にも触れるし、例えば平松(賢人)ならは演歌、歌謡のお客さんの目に触れるし、すごくいろんな人に見ていただける。まだまだこれからですが、少し熟成し始めた時期。最終的には僕としてはグループに何か還元していきたいと思って個人の活動をやっているので、もし見かけた時にいいなと思っていただけたならば、“そんな急がなくていいのでボイメンを見に来てください”と伝えたいです。1人1人は見ていただく確率が高くなっても、それで終わっちゃうのも寂しいので、“俺たちのホームはここだぜ”ってところを見てもらいたいです!」
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