THE SUPER FRUIT 田倉暉久<インタビュー(1)>“やりたい放題”だった幼少期…空手にサッカー、バスケ、水泳、テニスに駅伝まで

駅伝で疾走する田倉(本人提供)
ユニバーサルミュージックから9月2日に、シングル「まにまに」でメジャーデビューしたTHE SUPER FRUIT(スパフル)。トピクルでは、7人の魅力をたっぷり伝えようと、毎月1人を取り上げ4週に渡ってインタビューを配信中。9月の小田惟真に続く6人目は「太陽さんさん!陽(ひ)がさんさん」のあいさつでおなじみの、オレンジカラー・田倉暉久。インタビューその(1)です。
――第1週目は幼少時代を振り返りつつ、芸能界を目指したきっかけなどをうかがっていきます。まずはどんなお子さんだったのでしょうか。
「『昔は可愛かった』ってよく言われます。もちろん小憎たらしいところもあったらしいんですけど、母親は『それも含めて可愛かった』って」

個性的な寝癖も可愛い幼稚園時代の田倉(本人提供)
――ひとりっ子ですか?
「うちは姉が3歳上なんですけど、ひとりいて。2人姉弟です」
――スポーツや音楽など、いまのお仕事に繋がるようなことは幼少期に何かされていたのでしょうか。
「幼少期はいまの仕事に就く人が田倉家から出るなんて誰も思っていなかったんです。やりたいと言ったことは、基本的に何でもやらせてくれる親だったので習い事をしたり、スポーツは空手やサッカー、バスケットボール、水泳などをしていました。部活でもテニスとか駅伝とか、人よりもやっていることは多かったと思います」
――すごい数ですね。
「はい。でも体の成長が遅かったので、高校に入ってからですね。『自分って人よりも動けるのかな?』って思えるようになったのは。駅伝だけは中学の時からちょっと人より速いのかなって自信はありました」
――駅伝は長い距離を走りますが、どんなトレーニングをするのでしょうか。
「ひたすら走ってました。全然楽しくないです。実家がある地域で、年に1回10区間で駅伝大会(『東葛飾地方中学校駅伝競走大会』)をやっていて、僕は学校代表で出場しました」

THE SUPER FRUITの田倉暉久
――短距離よりも長距離が得意だったんですね。
「そう思っていたんですけど、これが高校に入ってから自分の利き足が“左”だっていうことに気づくんですよ。ずっと右だと思ってんですけど、サッカー部の友達に『両方蹴ってみて』って言われて、蹴ったら『お前の利き足は左だよ』って教えてもらったんです」
――気づいたことで変化があったのでしょうか。
「それまではスタートで最初に出す足は右だったんですけど、これを左にしたら、50メートルが2秒速くなりました。元々8秒台だったのが6秒台まで縮まったんです。でも速い人は5.9秒とかで走っちゃうんですけどね…」
――田倉さんはサッカー好きなイメージがありますが、サッカーも長くやっていたのでしょうか?
「幼稚園から小4ぐらいまでの6、7年間やっていました。子供だったので決まったポジションとかはなくて、みんな一緒にやっていました」
――たくさんのスポーツに親しまれていましたが、憧れていた選手などはいたのでしょうか?
「僕は毎日、学校のこととかが充実していて楽しかったので、何かに憧れるみたいなことはありませんでした。ひとつだけ、その時に仲良くしていた子が中島健人さんがめっちゃ好きで、影響されて見るようになったりしました。(髪の毛の)分け目を変えて雰囲気を寄せてみたりもして」

サッカーの試合中の田倉(本人提供)
――なるほど。それは芸能に興味を持ったきっかけですか?
「楽しそうだなって思っていただけで、まだなろうには繋がってなかったかもしれないです。ファッションにもうとかったので、すごい興味を持ったかって言ったらそうじゃないかなぁ。ダンスをしていた時、父親が髪型をツンツンにしてくれたこともあったんですど、『なんか頭に塗られてるな』と思っだだけで、それがワックスだって気づいたのはスパフルの活動を始めるちょっと前、16か17歳ぐらいでしたから」
――周囲のお友達もファッションには興味がなかったのでしょうか。
「いや、自分がうとかっただけです。いま考えたら周りはみんなおしゃれでした。かっこいいネックレスとかをつけてた子もいたし。俺はジャージで遊びに行っていましたけど。だからか分かんないですけど、ほんとにモテなかったんですよ。これ言うとみんなに嘘だとか言われるんすけど、ほんとに。全くモテませんでした…」
――得意なことはあったのでしょうか。
「俺は、ちょうど全部が人と同じか、人よりちょっとできるぐらいだったんです。これはいまもなんですけど、なんか特別な武器は持ってなくて。それが強みでもあり、弱味でもあると思っています。でもそういう武器を持たずしても戦えることが分かったんで、いまはこれができるからこれを突き進めようみたいなことは思ってないです」

昨年11月にTDCで行ったライブの様子(左から)松本勇輝、鈴木志音、星野晴海、田倉暉久、堀内結流、小田惟真、阿部隼大
――冷静に周囲を見る力があるので、テレビ出演時や取材の時のコメントが上手だなので、頭の回転が速い子だなって思っています。
「うーん。でも他のグループにもっと上手い人もいますし、そういう人を見て勉強しているところでもあるんです。スパフルでは、たまたまそれをやってるだけで、じゃあそれが外と戦うための武器のひとつになるかって言われると、そうじゃないかなって。引き出しのひとつにしてるぐらいの感覚ですね」
――いまのお仕事に繋がっていくきっかけはどのようなことだったのでしょうか。
「コロナ禍に友達の影響で、インスタグラムを始めたことがきっかけになりました。『有名になろう!』って思っていたわけではなくて、学校の友達と楽しいことできたらいいなぐらいな感じだったんです。それで、配信のコンテストがあったんですけど、『それに出てください』って言われて、せっかくだしやってみようかなって思ってやったら、総合4位の審査員賞をもらったんです。“審査員”っていう立場の人に選んでいただいたっていうことは、自分は何か持っているものがあるのかな。あればうれしいなって思って配信を続けていたら、いまの事務所から『オーディションの最終審査を受けませんか?』って連絡が来たんです」
――急展開ですね。
「『えっ?』って思って、事務所の所属アーティストを見たら、水曜日のカンパネラさんとかがいらっしゃったので、親に『行ってくる』って言ったら、『行ってきな』って言われて、いまここにいます」

星野がTHE SUPER FRUITのロゴをもとに、昨年11月にTDCで行ったライブで販売した特別新聞用に描いた”スパニチ”のロゴ。
◇THE SUPER FRUIT(ザ・スーパー・フルーツ)小田惟真、田倉暉久、星野晴海、堀内結流、松本勇輝、鈴木志音、阿部隼大の7人組。2021年10月1日から12月31日までの、プレ始動期間を経て、22年8月31日に「チグハグ」でデビュー。楽曲はTikTok流行語大賞を受賞するなど大ヒットした。25年9月2日に、ユニバーサルミュージックからシングル「まにまに」でメジャーデビューした。メンバー全員で出演するドラマ「サムギョプサルですが」(テレビ東京、木曜深夜24・30)が放送中。YouTube「テレ東公式ドラマチャンネル」(https://www.youtube.com/@tvtokyodrama)では全話配信中。11月23日には千葉・幕張メッセ国際展示場8ホールで、グループ史上最大規模の単独ライブ「THE SUPER FRUIT WORLD 2025」を開催する。
◇田倉暉久(たくら・てるひさ)2003年(平15)12月12日生まれ、千葉兼出身。趣味はプロレスやサッカーの観戦、動物観察。BGM制作・動画編集。テレビ神奈川で放送中の情報番組「猫のひたいほどワイド」(月~木曜0・00)に月曜日レギュラーとして生出演中。メンバーカラーはオレンジカラー。
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