東方神起<日本デビュー20周年インタビュー(2)>「風船のように夢が膨らみ、ここまでたどり着いた」 苦い思い出も今では懐かしい

日本のファンへの思いを語った東方神起のチャンミン(左)とユンホ(撮影・西川祐介)

韓国男性デュオ「東方神起」が25日から27日までの3日間、日本デビュー20周年を記念した全国ツアー「ZONE」の東京ドーム公演を開催した。公演前インタビューのその(2)では「風船のように夢が膨らみ、ここまでたどり着いた」と日本のファンとともに歩んできた道のりを振り返った。

日本デビュー20周年を迎え東京ドームでライブを開催した「東方神起」のチャンミン(左)とユンホ

2人の歴史は苦い思い出から始まった。韓国で飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する中、満を持して日本デビューしたのが20年前の2005年4月。ただこの年のオリコン年間チャートは525位。ユンホは「失敗…。失敗でしたね」と懐かしそうに照れ笑いを浮かべた。

自信がへし折られた。それでも全国各地を巡りながら地道にファンを獲得し、08年には初のオリコン週間チャートで1位を獲得。チャンミンは「あのスタートがあったから今の20年がある」と述懐する。

日本デビュー20周年を迎え東京ドームでライブを開催した「東方神起」

「日本の文化も分からず、最初はアウェーだった」(ユンホ)という環境も、気がつけばホームに。チャンミンは「日本は仕事の思い出ばっかりだったんですが、去年ごろからプライベートの楽しみも増えました」と話す。ユンホは中島健人や満島真之介の名前を挙げながら「友達も増えました!」とはにかんだ。

東京ドームでライブを開催した「東方神起」のユンホ(左)とチャンミン

ライブハウスから始まったステージも徐々に大きくなり、ついには海外アーティストとして史上最多の東京ドーム公演を開催するまでに至った。その間にも日産スタジアム公演や夏フェス「a―nation」のトリなど忘れられない光景がたくさんある。チャンミンは「2人で活動する外国人を応援してくださる方がこんなにもいて、気がつけばここまで来られた」とファンとともに成長してきたことを強調した。

東京ドームでライブを開催した「東方神起」のユンホ(左)とチャンミン

そんな中で迎えた今回の東京ドーム公演。「20年分の思いを全て発散したい」。ありったけの愛と感謝を込めたステージをファンに届ける。

日本デビュー20周年を迎え東京ドームでライブを開催した「東方神起」のユンホ(左)とチャンミン

◇ユンホ 1986年2月6日生まれ、韓国出身。14歳の時にSMエンタテインメントの練習生になる。2005年に東方神起として日本デビュー。13年に韓国ドラマ「野王~愛と欲望の果て~」に出演しドラマが大ヒット。15年7月に入隊し17年4月に除隊。19年にソロアルバム「True Colors」をリリース。血液型A。

◇チャンミン 1988年2月18日生まれ、韓国出身。2002年秋にオーディションを経て「SMエンタテインメントの練習生に。05年に東方神起として日本デビュー。12年に映画「黄金を抱いて翔べ」に出演し日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。15年11月に入隊し17年8月に除隊。血液型B。

この記事のフォト(6枚)

  • 日本のファンへの思いを語った東方神起のチャンミン(左)とユンホ(撮影・西川祐介)
  • 日本デビュー20周年を迎え東京ドームでライブを開催した「東方神起」のチャンミン(左)とユンホ
  • 東京ドームでライブを開催した「東方神起」のユンホ(左)とチャンミン
  • 開催した「東方神起」のユンホ(左)とチャンミン

関連記事

お気に入り記事一覧

お気に入りがありません。

プレゼント