THE SUPER FRUIT 星野晴海〈インタビュー(1)〉愛知と東京を行き来する生活「夜行バスを使ってレッスンに」

レコード会社「ユニバーサルミュージック」から今夏、メジャーデビューするTHE SUPER FRUIT(スパフル)。7人の魅力をたっぷり伝えようと、毎月1人を取り上げ4週に渡ってインタビューを配信します。記念すべき初回は「星の数だけ想いをください!」のあいさつでおなじみのレモンカラー担当・星野晴海。インタビューその(1)です。

THE SUPER FRUITの星野晴海

――1週目は表現の世界に魅力を感じたきっかけなどを聞いていきます。まずは芸能界を志したきっかけから教えてください。

星野「いまの事務所の人が、はるのTikTokを見てスカウトをされたのがきっかけでした。高校1年生の秋頃です。当時は愛知県に住んでいたのと、両親に反対されていたのもあって、愛知から東京まで新幹線や夜行バスを使ってレッスンに通っていました」

高校1年生の頃

――高校1年生というと、16歳ぐらいですよね。夜行バスでの移動は大変だったでしょう。

星野「デビュー組に入ってからは週3回。一番大変なときは週6回通っていました。最初は新幹線で、慣れてからは夜行バスで。レッスンを終えたら、急いでバスに乗って朝着くんですけど、そのまま学校に通っていました。鍛えられたので、いまはどこでも寝られるようになりました」

――どんな学生生活でしたか?

星野「廊下ですれ違いざまにほっぺを触られたり、いま思えば当時は年下キャラでした。小学生の時から、学校のゆるキャラみたいな存在で、あだ名も“はるみん”とか、(名字の星野にかけて)“カービィ”って呼ばれていました。小・中学生の時は、学級委員をしていたのですが、声を出すのは苦手で、マンツーマンで話す感じでした」

――TikTokを始めたきっかけは?

星野「友達が後押ししてくれた感じでした」

――オーディションを受けるなど、初めは自発的ではなかった表現の世界ですが、その面白さに気づいたのはいつごろでしたか?

星野「研修生時代に、『2曲覚えてきて』って言われて、その課題曲の1曲が先輩のCUBERSさんの『インターフェース・ウィンターベル』で、知ってる人もいない中で踊ったんですけど、選抜に選んでもらうことができて、そこで自信を持てたことが大きかったです。候補生からデビュー組になって初めて観たのも、CUBERSさんのライブでした」

CUBERSが2021年4月に行ったオンラインライブツアーのビジュアル

――先輩のライブは、どんな風に見えたのでしょう。

星野「コロナ禍で無観客のライブだったんです。はるたちは、現地に行って観たんですけど、画面越しに思いを伝えようとしていることが分かって感激しました」

――候補生時代の思い出を教えてください。

星野「候補生は最初60~70人ぐらいいて、メンバーの中だと、(小田)惟真がずっと一緒でした。スタジオが窮屈で、肩身が狭かったけど、唯一の年下が惟真で。ダンスの練習を一緒にしたり、愛知から通っていた時期はビデオ通話をしながら踊ったりしていました。惟真のお姉ちゃんがダンスが出来るので、2人で一緒に教わっていました」

――変声期など、自身の体の変化とはどんな風に向き合ったのでしょうか。

星野「はるは声変わりした後に候補生になったので、そんなに大変ではなかったのですが、歌は苦手でした。歌詞カードを持つ手が震えて殻に閉じこもっていたんです。候補生の時はずっと『殻を破りなさい!』って言われていました」

――殻を破ることが出来たきっかけはありましたか。

星野「メイクですね。地元の友達に勧められて、一番最初にしたのは目元のメイクでした。キラキラさせたりして、『いつもよりも目が大きく見えるかも!』ってうれしくなって。そこからパフォーマンスにも自信が持てるようになりました」

――最初に買ったCDや、好きなアーティストについて教えてください。

星野「初めてCDを買ったのは、中1か中2の時で、TWICEさんの『BDZ(ブルドーザー)』でした。日本語のアルバムだったので、聴きやすかった。『TT』ダンスが流行った時は、友達と真似して踊ったりしていました。よく聴くのは、あいみょんさんで、エンドレスで聴いています。心情を空の様子で伝えてくれたり、歌詞が面白いので、歌詞カードを見ながら聴いています」

星野がTHE SUPER FRUITのロゴをもとに、昨年11月にTDCで行ったライブで販売した特別新聞用に描いた”スパニチ”のロゴ。

THE SUPER FRUIT

◇THE SUPER FRUIT(ザ・スーパー・フルーツ)小田惟真、田倉暉久、星野晴海、堀内結流、松本勇輝、鈴木志音、阿部隼大の7人組。2021年10月1日から12月31日までの、プレ始動期間を経て、2022年8月31日に「チグハグ」でデビュー。楽曲はTikTok流行語大賞を受賞するなど大ヒットした。

◇星野晴海(ほしの・はるみ)2004年(平16)8月6日生まれ、愛知県出身。趣味は美術館巡り、読書。メンバーカラーはレモンカラー。

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  • THE SUPER FRUITの星野晴海
  • 高校1年生の頃
  • CUBERSが2021年4月に行ったオンラインライブツアーのビジュアル
  • 星野がTHE SUPER FRUITのロゴをもとに、昨年11月にTDCで行ったライブで販売した特別新聞用に描いた"スパニチ"のロゴ。
※インタビューの最後に入れてください
  • THE SUPER FRUIT

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