THE SUPER FRUIT田倉暉久<インタビュー(3)>オーディションで印象的だったことは?「最終オーディションで選ばれた7人が…」

今年4月に東京・代々木で行ったフリーライブで歌う田倉暉久

ユニバーサルミュージックから9月2日にシングル「まにまに」でメジャーデビューしたTHE SUPER FRUIT(スパフル)。トピクルでは、7人の魅力をたっぷり伝えようと、毎月1人を取り上げ4週に渡ってインタビューを配信する。9月の小田惟真に続く6人目は「太陽さんさん!陽(ひ)がさんさん」のあいさつでおなじみの、オレンジカラー・田倉暉久。インタビューその(3)です。

――第2週目は、スパフルへとつながっていくオーディションから、2021年10月に迎えたグループ結成時の思いなどを聞いていきます。第1回のインタビューでは、コロナ禍に始めたインスタグラムでコンテストに参加したことがきっかけで、現在の事務所から連絡があったと教えてくれました。コンテストにはどんなことを投稿したのでしょうか。

「決められた配信期間、3カ月ぐらいの間に、配信者同士でポイントを競うために、毎日生配信をしていた感じです。自分が見たものとか。なんか食べたものとか。で、投稿には見てくれた人がコメントを付けられるんですけど、『この子を有名にしてあげよう』っていうファンの子がすごいついてくれて、それに応えたいなと思ってやっているうちに、タレントじゃないですけど、それに近しいことが自然にできるようになっていって、多分それが審査員賞っていうものにつながったのかなっていう感じです」

研修生デビュー直後の(左から)星野晴海、田倉暉久

――活動が認められたことは自信になりましたか。

「僕はその時にやりたいことが何個もあったんです。ひとつは高校が情報科だったので、たくさんの人の暮らしに役立つ環境デザインの仕事とか」

――スポニチでは、星野晴海さんにTDCのために作成したスパフルの特別新聞用にロゴをデザインしていただきました。表現者となったいま、田倉さんも色々なことに挑戦できると思います。

「そうできたらうれしいですね。昔からものを考えたり作るのが好きで、ダンボール工作をよくやってたらしくて、親はそれ見て『この子はすごい!』って思ったらしいです。妖怪ウォッチが流行った時も、売っている妖怪ウォッチはほしくなくて『作ってみよう!』って、段ボールでボタンを押したら開く時計っぽいものを作って遊んでいました。そこからですね。デザインの仕事に興味を持って、最終的にそれが人の役に立ちたいなっていうのになってたのは。お年寄りとか体が不自由な方向けのデザインをすごい作りたいです。晴海の場合はファッションとかオシャレな感じでできると思うんですけど、僕の場合は環境デザインをこの仕事とどう結びつけていくかはちょっと難しいんですよね」

インディーズデビュー直後の田倉暉久(写真左)

――地元愛が深いので、田倉さんが生まれた千葉県の観光大使になってほしいです!

「はい。ぜひやりたいです!!!子供たちが走りやすいように道を整備するとか、そしてそれが楽しいデザインだったら楽しいだろうなって。そういうのやりたいなと思っています」

――話を戻していまの事務所から最終オーディションの連絡が来て…からまた聞かせてください。過去の取材の中で阿部隼大さん、鈴木志音さんは田倉さんについて、すごい歌がうまくて輝いていたと教えてくれました。

「自分的には歌うことは好きだったんですけど。別にうまいと思ったことはなくて。ダンスもやってたんですけど、自分では納得できていませんでした…。僕が好きなスタイルは隼大みたいなダンスで、逆に隼大は俺みたいなものがやりたかったみたいなことを言っていたので、隼大と刺激し合えたのかなって思います。志音に関しては、どんな人なのか掴めずに気づいたらデビューだったので、オーディション中に、一番記憶に残っているのは『マジで黒い服しか着ないんだな』っていうこと。インスタのフォロワーがめっちゃ多くて、おしゃれで、韓国の人みたいな雰囲気を持っているなって感じました」

地元・千葉県のサッカーチーム「柏レイソル」のユニフォームを着て試合観戦をした時の1枚(本人提供)

――オーディションで印象的だったことはありましたか。

「一番気になったのは(堀内)結流でした。一緒にできたらいいなと思っていました。だから最終オーディションで選ばれた7人がTHE SUPER FRUITになると言われた時は、面白そうだなと思ったんですけど、意外だなっていう気持ちもありました」

――星野さんが、決まっていたメンバーカラーを交換してくれたと聞きました。

「そうなんですよ。最初は僕がレモンカラーだったんですけど、実はレモンが食べれないので、交換してもらいました。みんな似たような感じの人が集まったっていうより、それぞれがひとりずつでいても、輝くグループだと思いました」

ことし4月に東京・代々木で行ったフリーライブで記念撮影に応じたTHE SUPER FRUIT

――オレンジカラーに、愛着はわきましたか?

「うーん。俺、本当は白が好きなんです。(ココナツカラーの)隼大はNissy(西島隆弘)さんが好きで、Nissyさんのメンバーカラーがオレンジなので、『オレンジが良かった』ってまだ俺にネチネチ言ってくるんですよ(笑い)」

――2022年8月31日に「チグハグ」でデビューしました。デビュー前に行った合宿で、未来の姿について「夢への階段」として、それぞれが思いをまとめたと聞きました。

「グループのことでいうと、何年後には何千人のキャパの会場に立ちたい。そしてそこからは段階的に理想があって、最終的にドームでやりたいと書きました。で、そこに向けて例えば、ドームでライブをされたBE:FIRSTさんだったら、SNSのフォロワーは何人いるのかと、実現に向けて具体的な数字なども書いて。武道館だったら、最近、武道館に初めて立った人のXのフォロワー数とかを見て、この位まで増やさなきゃいけないねっていうのを書きました。みんなほど具体的なことは書けてないと思います」

3月にトピクルの取材を受けた時の1枚(左から)田倉暉久、松本有輝、鈴木志音

――なるほど。松本さんはそれを、数カ月前に見返してみたとお話ししてくれました。

「僕は見返すっていうよりかは、元々こうしたいということを階段に書いたので、割とずっと頭のどこかに置いてあることですね。途方もない夢とかじゃなくて、いつも自分の横にここは達成しようっていう風に思ってることを書きました」

――今年9月2日に「まにまに」でメジャーデビューしました。達成したいことに近づいているという手応えはありますか。

「それは、11月23日に幕張でやるライブ次第ですね。この出来次第によって、僕の『夢への階段』は結構大きく左右されるかもしれないです。

第5回のインタビューでは、自分自身の魅力と、一番近くにいるから分かるメンバーの魅力について聞いていきます。

星野がTHE SUPER FRUITのロゴをもとに、昨年11月にTDCで行ったライブで販売した特別新聞用に描いた”スパニチ”のロゴ。

◇THE SUPER FRUIT(ザ・スーパー・フルーツ)小田惟真、田倉暉久、星野晴海、堀内結流、松本勇輝、鈴木志音、阿部隼大の7人組。2021年10月1日から12月31日までの、プレ始動期間を経て、2022年8月31日に「チグハグ」でデビュー。曲はTikTok流行語大賞を受賞するなど大ヒットした。2025年9月2日に、ユニバーサルミュージックからシングル「まにまに」でメジャーデビューした。メンバー全員で出演するドラマ「サムギョプサルですが」が、YouTube「テレ東公式ドラマチャンネル」(https://www.youtube.com/@tvtokyodrama)で全話配信中。11月23日には千葉・幕張メッセ国際展示場8ホールで、グループ史上最大規模の単独ライブ「THE SUPER FRUIT WORLD 2025」を開催する。

◇田倉暉久(たくら・てるひさ)2003年(平15)12月12日生まれ、千葉兼出身。趣味はプロレスやサッカーの観戦、動物観察。BGM制作・動画編集。テレビ神奈川で放送中の情報番組「猫のひたいほどワイド」(正午~午後1時半)に月曜日レギュラーとして生出演中。メンバーカラーはオレンジカラー。

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  • 今年4月に東京・代々木で行ったフリーライブで歌う田倉暉久
  • 研修生デビュー直後の(左から)星野晴海、田倉暉久
  • インディーズデビュー直後の田倉暉久(写真左)
  • 地元・千葉県のサッカーチーム「柏レイソル」のユニフォームを着て試合観戦をした時の1枚(本人提供)
  • ことし4月に東京・代々木で行ったフリーライブで記念撮影に応じたTHE SUPER FRUIT
  • 3月にトピクルの取材を受けた時の1枚(左から)田倉暉久、松本有輝、鈴木志音
  • 星野がTHE SUPER FRUITのロゴをもとに、昨年11月にTDCで行ったライブで販売した特別新聞用に描いた"スパニチ"のロゴ。

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